2010年5月4日~10日で 2010タイ(ダイビング編)の続きです。
ピピ島から船でアオナンへ。旅行者は若者ばかりでみなバックパッカーでした。
ライレイ・ビーチの巨大岩が見えるとすぐアオナンです。
明日はこのライレイで初ロッククライミング
オアナンの宿からトラックを改造した車とロングテールという船を乗り継いでライレイへ。
このロングテールは、日本車ISUZUのエンジンを搭載し、ハンドルで舵をとっていました。
ロングテールは、エンジンからスクリューが2,3メートル突き出していて、スクリュー自体を上下することにより、船底が付きそうな浅瀬も航行できる優れものです。
しかも結構なスピードが出ます。
操縦してみたかったな~!
ライレイはロッククライミングで有名な所だそうです。
いたるところに絶壁があります。
お店でハーネス・シューズ・滑り止めのチョークを借りて準備完了。
そうそう、暑いのでペットボトルの水もくれました。
インストラクターは英語で説明してくれます。
「*?%×#?・・・・」
もっと英会話やっとけば良かったけど、まあどうせ岩を登るだけだから渓流釣りと同じようなもんだろ・・・・と思うことにして自分を安心させました。
何やら英語の書類にサインもさせられましたが、これはきっと死んでも責任持ちませんよ!って言うことなんだろうな?
5~6人でチームを作り、英語の説明を受けて1人づつ登って行きます。
でも私は英語がわかんないから、絶対一番目にならないようにしました。
そして先行者のやる事を目を皿のようにして頭に叩き込みました。
今回は入門コースということで4本登りました。
1本目は、ご覧のとおり手がかりがあり、比較的登り易いコースです。
10m程ですが、すぐに息が上がり、結構汗もかきます。
必死に手を掛ける場所と足場を探して登って行くのですが、
これがいい!
Iclimbing
3本目になると、難易度も上がってきます。
縦の割れ目に両手を重ねて入れて登ったり、オーバーハングや横の移動もあります。
また、岩に打ち込まれたカラビナに一時的にザイルを掛けたり、緊張の連続です。
アドネラリン大放出!
スクーバでのサンゴのキズを岩で擦って、血が流れても全然気が付きません。
何しろ必死!
簡単な場所も一気に登ると息が上がるので、途中で休んで息を整えながら登るそうです。
(インストラクターが下からNO RUN NO RUN と叫んでいたらしいが興奮状態でまったく気が付かなかった)
難所のオーバーハングもなんとかクリアー
あれ~?
よく見ると先行していた赤パンツを抜いちゃってますね。
登っている時は、真剣で、横に人がいたことすら気が付きませんでした。
なにしろ自分が登る事で精一杯です。
3本目の頂上!
思わずガッツポーズ。
嬉しくて楽しくて自然に出ちゃいました。
高さは30mくらでしょうか、
この満足感と感動はスクーバを超えていました。
こうなったら本格的にやるしかないかな?
3本目の頂上から見た景色です。
ここまでは良かったのだが・・・・
痛恨の4本目。
4~5mまで行くとつるつる岩で、手を掛けるくぼみがほとんどなく、あっても小さい。
血が出たサンゴのキズをバンダナで縛って必死で登ろうとするが、落ちてしまう。
息はあえぎ、筋肉がワナワナしてくる。
これは本当に入門コースなのか?手で支えると言うより指で支えなければ無理!
同じところを4回トライしたが、ついにギブアップ。
悔しい。悔しい。
情けない。。。
絶対上達してやる。
・・・と心に誓いました。
2010タイ(温泉編)に続く